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2007年12月18日 (火)

『検察捜査』

『検察捜査』(中嶋博行)

私はリーガルミステリーみたいのは全然読まないのですが(つまらないので!)、せっかく法律を勉強したんだし面白いかも、と思って買ってみました。
作者は現役の弁護士らしいです。(こんなことは小説の加点要素には一切なりえないけれど)

ストーリーは人が死んだから検察(と警察)が捜査する、という割と普通っぽい感じのはじまり。
これ以上のネタバレはしませんけれど、最後はややおもしろかったです。
ただ反対解釈すれば途中が物凄くつまらないです。検事長とか検事正とかいう単語に反応して興奮する系統の人は好きかもしれませんが、私にはちょっと退屈でした。
まさか、このまま平坦に終わるんじゃないだろうな、との不安が頭をよぎりましたがそれはさすがに杞憂に終わりました。

ただ、検察の実態はイメージしやすくなるし、ちょっとした法律知識(法曹知識?)が身につくので検事志望の方は見てみるとおもしろいかもしれません。
(広義の)ミステリーとしては、しょせんは弁護士だな……ってレベルの話。別に弁護士をバカにしているんじゃなくて、小説は専業作家が書いた方がおもしろいっていう意味ですよ。

「そうだ、自白の任意性だ!」
検事は基本的なことをすっかり忘れていた。自白の任意性とは……

みたいな部分がちらほらあるんですけど、勉強してる人にとっては鼻で笑ってしまうような陳腐な解説です。
なんていうか不自然なんですよね。説明が不自然なのでなく、突然に説明をはじめることが不自然。
リーガルミステリーには、つきものの欠点かもしれませんが。

もし興味がある人がいたら読んでみてください。本はやや薄くて、通学の行き帰りにはちょうどいい厚さの本です。
私はで通学の往復だけで3日で読めたので、読書慣れしていない人でも一週間あれば充分読めますよ。
文章は講談社文庫だけあって平易です。


柴田先生が薦めている白昼の死角 (光文社文庫)という本があるのですが、本屋で見たことないです。マイナーな本なのでしょうか。

私は本は本屋で買いたいので、なんとなくアマゾンで買う気はしないんですよね。
なんで、って。
それはカバーをかけたいから。(読んでる本の内容を見られるのはなんとなく恥ずかしい)

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コメント

はい、そーですか。。。
日本最高峰のリーガルミステリー
1.和久峻三 権力の朝
2.中嶋博行 司法戦争

に続く俊作と日本推理サスペンス最高峰
1.松本清張 点と線
2.高木 彬光 白昼の死角

というところですが、これは女傑が生まれる
まえのヒット作。
うーん、これがわからんか。。。
田中角栄VS東京地検特捜部の熾烈な
対決とか知ってたら、いまの裁判員制度に
「検察官・裁判官が市民に呼びかけ」
みたいな、ほんわかバカみたいな
感覚は理解不能でしょうな。

点と線は読んだことがありますよ。
松本清張は結構読みます。
白昼の死角はそんなに有名だったのですね。
司法戦争はロッキード事件がテーマなんですか?

とりあえず上の二つくらいは読んでみようかな。
色々ありがとうございます。

いいえ。最高裁判所の裁判官が殺されたり。。。
ロッキードは「日本最強の捜査機関 東京地検特捜部」を
有名にした事件です。

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