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2008年4月13日 (日)

柴田クラスについて(受講を考えている人へ)

一応私の頭の中にある当blogのコンセプトは、これからの受験生のために少しは役立つ内容を残すというものですので、柴田クラスについて少し書いておきます。
これから受講をする人や受講を迷っている方を対象に、実際に私が受けた印象と客観的な講義の特徴をまとめておきます。

[講義形式]
LECのテキストであるプロヴィデンスは一切使わず、オリジナルレジュメを使用。
講義は淡々とレジュメの内容を解説し、マーカーを引かせたり、めりはりをつけるようなことは一切しない。
理由は重要なところしかやらないから、とのこと。

入門講座の内容は主に[基礎編]と[論点編]にわけ、入門講座内で二周する。
このへんが少しわかりにくいと思うので具体的に説明をしたいと思います。
(少なくとも私は事前の情報から講義の内容をよくつかめなかったので)

まず入門講座自体は[全体構造編]→[憲法]~(略)~[刑事訴訟法]とすすむ。
各法律の中で、例えば憲法は13回くらいあるのだが、その中で前半の6回くらいが[基礎編]であり後半の7回くらいが[論点編]である。科目によってそのバランスは違うけれど、刑法・刑事訴訟法は論点編がほとんどで、民法・民事訴訟法は基礎編がほとんど、残りの憲法と商法は半々くらいの感じだった。

[教材]
配布されるものとしては、[オリジナルレジュメ]・[論証集]・[法律用語問題集(復習用教材)]・[プロヴィデンステキスト]があります。講義で使うものは[オリジナルレジュメ]だけです。入門講座全92回の中で、オリジナルレジュメ以外を使うことは一度もありません。こういうことを堂々と言うのも憚られますが、六法を使うこともないので持っていく必要はないと思います。それぞれについては後述。

[オリジナルレジュメ]
分量はとにかく少ない。説明は一切なく全てが箇条書き。
重要な条文は引用がしてある。
論点はわかりやすく四角で囲まれている。
内容は司法試験に必要な範囲を網羅しており、知識としてはこれだけで充分らしい。

[講義について]
喋るスピードは比較的遅いのでメモは取りやすい。この速度でメモがとれない人は、はっきり言って文字を書くのが遅いのだと思います。確かに文字を書く速度は人それぞれですが、司法試験は論文試験がありますから極力早くメモをとるようにすべきなのは間違いがなく、早く書く努力くらいはすべきかと思います。
私は通信だったので全て倍速で聴いていましたが、メモのためにDVDを止めたことは一度もありません。

マーカーを引く等の作業時間が一切ないので、講義中は一度わからなくなるとかなり退屈ですし眠くなると思います。しかしテープやDVDで聴きなおす時は作業時間がほとんどないので、とても有意義です。何度も聴く価値のある講義をしていると思います。
ライブの方はわからなくてもメモを取る努力をしたりして、わからなくなって退屈になってしまった時に、どうすべきか予め考えておくといいと思います。
柴田先生は初学者に優しいので、説明が終わった後に簡単にまとめてくれたりしますから、その機会を待つ意味で、わからなくても集中していれば、そういったチャンスがやってくるかもしれません。

進度は大雑把な目安ですが1コマに10ページから15ページくらい進んでいくと思います。予習をするならそのぐらいを目安にしておくのがいいと思います。
ちなみに予習は講義の前提とはなっておらず、予習はしなくても平気です。

講義自体はとてもわかりやすいです。
例えば憲法の統治の部分では、小学校で習うようなレベルの知識からきちんと解説してくれて、いわゆる公民が全然だめな人がもすぐに理解できると思います。
雑談はほとんどありません。ただ、先生の講義自体が結構楽しいので、つまらない講義ではないと思います。

前述した通り、マークをするなどの作業時間がないため、講義中は必死にメモをとるか話に集中するかどちらかだとは思いますが、絶対に二回聴くというのでなければメモをとるべきだと思います。
絶対に二回聴くのであれば講義を聴くことに集中するほうがいいと思います。
理想は友達と二人で片方は講義を聴いて、片方はメモ、後で情報を統合することだと思います。
暗記や理解は一人でしなくてはなりませんが、情報収集は協力してできるので、分担できるところは分担しておくといいのではないかと思います。ま、これは余談ですが。

講義は3時間あります。3時間は想像を絶する長さで、絶対に集中することはできません。
そこで私は友人をうまく使って協力することを薦めますが、友達がいない方もいるでしょうし、3時間への対策は予め考えおくべきだとは思います。

[予習・復習]
予習は不要。講師から復習のために何かを指摘されることもないので、各人の自由。
個人的見解を述べますと、復習の際には[論文基礎力養成講座](以下論基礎)という柴田先生の出している本を使って講義で触れた範囲のものを復習し、その回で学んだことをぼんやりと思い出したり、レジュメの内容についてよく考えたり六法を引いたりするといいと思う。余力があればレジュメの記述を丸暗記するよう努めるべき。
その回の択一の問題を解いてみるというのが業界のスタンダードなようだが、個人的にはそんなことよりも入門講座の復習をすべきであり、択一は後回しでいいと思う。
柴田クラスの大きな特徴として、講義を中心に勉強をやるというよりも自習の中に講義があるというスタイルに適合していることがあげられる。
つまり、講義の復習が終わったら論証を読むなり市販の問題集で演習を積むのが柴田先生のイメージしてる受講生のあり方なのではないかと思います。
自由度の高い講義だから、とにかく講師の言うことを全部信じてその通りやりたいという方はあまり向いていないかもしれない。ただ、与えられたものを全て理解し記憶すればいいのだから、それを淡々とこなせるのなら何ら問題はない。

[法律用語問題集]
復習用教材として位置づけられているので、復習はこれを使う人がほとんどだと思う。
内容は市販のものとまったく変わらないが、ルーズリーフ型になっているので講義の分だけ復習するにはもってこいの仕様となっている。
ただ、必ずこれを使わなければいけないというわけではなく、やることがなかったらこれぐらい覚えておこうというぐらいの位置づけだと思う。ちなみに私は全く手をつけていません。これは怠惰からくるものですので、やらないよりはやったほうが絶対いいです。
通信の人はやる必要はないと思う。
空欄部分は完全にそらんじる必要があるかといえば、怪しいけれど、基本的にはそらんじておく必要のあるものが多い。完璧にしておくと後々ラクになるとは思う。
ただ内容は本当に基本的なことだから、普通に勉強していれば自然暗記で充分身につくものだと思うので、その労力は別の部分に使うほうが効率的ではないかとも思う。
一問一答というスタイルが苦手なら無理にやる必要はないと思います。
ではかわりに何をやるかといえば、講義の復習と論証の暗記、もしくは論基礎の読書です。

[論証集]
柴田先生のオリジナル論証集。C-bookについている論証カードと違って、文章の形になっており、答案においてベタっと貼り付けることができる。
貴重なものなので、やみくもにマーカーで線を引いたりせずコピーしたりして貴重に使うべきだと思う。ただ貴重に扱いすぎて、まるで使わないので本末転倒であるから、汚さない範囲でどんどん読むべきだと思う。
ただ論基礎にも論証は載っているので、別に汚しても構わないかもしれない……。
ちなみに柴田先生のホームページで、やや古いけど、同じ論証がダウンロードできるので本体を汚したくない人にはお薦め。

[プロヴィデンステキスト]
柴田クラスにいる限り利用することは一度もないと思われる。
私は未だに封を開けていないので内容はよくわからないが、どうもC-bookと類似したものらしい。
わからないことを調べるのに使ってもいいけれど、ルーズリーフ型なので使いにくくお金に困っていないのなら、C-bookを買うべき。個人的にはどちらも必要ないと思う。

[市販テキストについて]
柴田先生は教材をたくさん出しておられる。だから、柴田先生べったりでも勉強する教材に困ることはない。
これは柴田クラスの大きなメリットだと思う。柴田先生の教材は柴田クラスの人にとってはとても使いやすく、わからないところがあったとしても、講義を聴きなおせば必ずどこかで先生が解説しているはずである。すごくいい。
しかし、教材は山ほどあるので、どれを買うか迷うこともあるし全部をこなすことはとても不可能だと思うので、簡単に各教材にコメントをしておくことにします。

[S式入門シリーズ]
紙上講義。大学受験でいう実況中継シリーズ。
講義の復習にはもってこいの教材ですが、講義を聴いて間もないうちにはレジュメを中心に復習したほうがより思い出せると思う。思い出せないところはこの本で解決する。
一見すごく入門的な本に見えるけれど、内容はなかなかレベルが高く長い間、重宝すると思う。
ただ値段は高いので、とりあえずそろえるというよりは必要に応じて購入すべき。
内容は割と重いので無理に使う必要はない。

[論基礎]
絶対に必要。この本のために講義があるといっても過言ではなく復習はこの本ですべき。
論基礎に載っている論証は、配布される論証集よりも冗長ではあるが、それは復習用教材も兼ねてのことだと思う。最初のほうは論証を理解し、その後の問題は論証の具体例として答案例を読み進めるのがいいと思う。
とにかく全科目購入し、講義の進度を問わずどんどん読むべき。最終的と言わず、入門講座が終わる頃にはマスターしていたい本。

[合格論文機械的作成法]
割と上級者向け。暇つぶしに読むのはいいけれど、基本的に入門段階では必要ないと思う。
論基礎を潰してから、とりかかる本。これの分厚いバージョンも同様。(演習講座とかそんな名前だったはず)

[機械的合格法]
受講生は既に読んでいるような気もするけど、もし読んだことがないのでしたら、より講師を信じることができるかもしれない!?笑
最初に出た本と[一発合格の技術]という本があるけれど、個人的には前者(↓)のほうがお薦め。
<法科大学院&新司法試験対応>司法試験機械的合格法

[法律用語問題集]
配布される復習教材と同じ。
復習教材が汚くなったりしたら、使うといいと思う。意外と辞書的に使えたりもして持っておくと何かと役に立つと思います。

[S式条文問題集]
一見よさそうなのでつい買ってしまうけれど、とてもこなせない分量なので基本的には必要ない。
辞書としても使えないし、問題集としては分量が多すぎるし、六法としては配置の関係で使いにくい。
やるべきことは全部やった、という人向け?
択一との関係では完択などの本を使ったほうがいいと思います。

[一問一答論点問題集]
用語問題集の銀色バージョン。
論証が一問一答になっているのだけれど、解答部分が異様に長くとても一問一答とはいえない。
入門期には必要がないと思う。
六法全ての論点が一冊にまとまっているので直前期や入門講座がとりあえず終わったあと、頭から論証を潰しにいくときはいいかもしれないけれど、基本的には必要ないと思う。
論証を一度マスターして、穴を確認するための本なのではないかと思います。

[感想]
私個人としては柴田クラスはとてもいいと思います。講師に対する不満は全くありませんし、入門講座後スムーズに演習にうつることもできました。

まだまだ書きたいことはあるのですが、長くなってきたのでこのへんでやめておきます。
必要なことは一通り書いておいたつもりですので、よかったら参考にしてみてください。
参考になればわざわざ書いた甲斐があるというものです。

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柴田クラス」カテゴリの記事

コメント

柴田クラス徹底解析講座の講師お疲れ様でした(笑

受講生100人にアンケートをしたところ
1.参考になった・・・10人
2.長くて寝てしまった・・・35人
3.オリジナルレジュメまで読んだ・・・25人
4.既に受講したが同感だった・・・20人
5.将来女傑クラスができたら受講したい・・・10人

という結果になりました。(笑

プロヴィテキストは、ローに入って
から開封したら良さそうですね。
大切に保管してください。

はい、すいません。笑

将来女傑クラスができたら受講したいに一票(笑)

予備校の先生はやっぱり自分とフィーリングの会う人でないとダメですね。この人を信じて頑張りたいと思えれば最高です。僕は柴田先生ではございませんが、そんな先生の講義を受講できたと信じています。あとは結果がでれば最高ですけれども。。。

長文お疲れ様でした。
柴田先生初心者兼信仰者としてはとてもためになりました。
しかし、2倍速で聞いてメモ取れますか。。。
僕は、1.5倍で聞いてもメモが難しかったので、1.25倍速で聞いています。
ま、ボチボチいきますわ。
今は民法の12回目位ですね。
憲法は飛ばして民法から始めました。

これからもよろしくお願いしますね。
今から民法の12回目後半を聞いてきまーす。

/おっきーさん
先生との相性ってありますよね。
多少合格への距離が違ったとしても、尊敬のできる先生に習いたいですよね。
私も柴田先生は人柄も好きですし、良かったなと思います。
相性って大切ですよね。

私が予備校講師になったとしても、その頃には

/やすさん
>憲法は飛ばして民法から始めました。
既にプロの動きなんですが!笑
それ絶対大正解ですよ。
ちなみに私は一回目は論点編を全部カットしました。最初の一回目復習しなかったので、論点編が途中からあんまりわからなくなってきて途中から全部飛ばして基礎編だけみることにしてしまいました。

>メモ
柴田先生の講義はメモも自由なので、書きとる分量や字の丁寧さにもよると思いますよ。
テキストを見直す限り、後半になるにつれてなぜか私のメモの分量は少なくなり、字が綺麗になっていきました。笑
民法は他の科目の3~4倍重いと思うので頑張ってください!
私は最初聴いたときは契約法あたりから全然違うところに、違う部分のメモをとったりしてて、後でなんだこりゃと思うことが結構ありました。
わからなくても気にしないでガンガン進めていきましょう!

>私が予備校講師になったとしても、その頃には"合格なさっていますよ"

""のところを付け加えておいてください。論理の飛躍ならぬタイピングが飛躍してしまいました。笑

>のりこさん

民法から始めるのはプロですか。。。
知りませんでした。喜ばしいことですね(笑)。
のりこさんのまねをして、基礎編だけ聞いてみまーす。
今後の順序は、刑→憲→商→民訴→刑訴の予定です。
予習も復習もせず、がんがん見まくります。

突然、柴田せんが髪を切ると面白いです(笑)。

みんな良く頑張った。この調子でやってこう!
わ~い♪\(*^▽^*)/\(*^▽^*)/\(*^▽^*)/わ~い♪

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