参考書・問題集

2009年5月24日 (日)

『重点講義 民事訴訟法』 高橋宏志

この本はお薦め。おもしろい。ためになるかどうかはさておき、一日一講ずつぐらいのペースで読んでみようかなとおもっています。
民事訴訟はつまらないという人が多いようなので、こういう本を読んで好きになろうと努力してみるのもいいかもしれない。ちなみに、私は結構というか、かなり好きな科目です。

でまあ、とりたててこの本が、すごいおもしろい!!とか感動するほどわかるとか、通説あるいは判例の理解がものすごく深まるとかそこまでの本じゃないと思うんですけど、学説の対立(あるいは反対利益の)がわかりにくい民事訴訟においてそれらを優しく紐解いてくれるものという感じです。

高橋先生は、ある学説を結論として強くおして、多くそれは受験生が取るものではない(判例じゃないし)ことが多いので、そういうのを嫌がって敢えて、情報を遮断する人もいるかもしれませんが、自説に丸め込むというよりは、強く自説を主張してくれるので、自分がとる学説が決まっているなら、それほど紛らわしく迷うことはないので安心です。

ちょっとおもしろかったのが、「一部請求の可否」の論点のところで、著者は色々学説を検討したうえで、全面否定説がいいんじゃないか――ということをやんわりと主張するわけです。
次の「時効中断」の論点で、判例の見解に対し、「右手で与えたものを左手で奪うことになる…」と批判し、さらには、「より抜本的には、再訴可能という幻想を捨てて一部請求全面否定論に与するべきである」(上巻105頁)と自説激推し!(笑)

書き忘れましたが、これは教科書でなく、論点解説の色彩が強いので、気軽に(?)、好きなページを開いて半端なところから読むこともできるし、多分そういう用途の本なんだと思います。
だから、この分厚さにひるまず、読んでみてください。

ちなみに教科書なら司法協会の青い講義案がお薦め。



2008年11月20日 (木)

刑法の思考方法

刑法の参考書はどれもいまひとつだなあと思っていたのですが、ようやく当たりを見つけました。
早稲田経営出版から出ている刑法総論の思考方法という本がすごくいいです。

いろいろな学説を深く説明してくれていて、基本書にありがちな自説からの一貫した説明ではなく通説をメインに有力説や判例の詳細な検討がされています。特に刑法は判例が何を考えているのかいまひとつわかりにくく、勉強しにくい部分があると思うのですが、この本を読むとだいぶ理解できるようになると思います。
他にも、柴田先生も薦めている水色の裁判所の出している(講義案?)刑法総論の本も判例がたくさん載っているので、あれを使っている人は併用したらかなり良いのではないでしょうか。
深い理解と共に、択一対策に良いと思います。論文対策には広く役立つことはあると思うのですが、少なくともこれひとつで対応はできないと思います。あくまでも補助の解説書という感じです。通読したくなるおもしろさですが、通読をするのはやや時間を多くとってしまうような気もします。

・現在の補充型のお薦め基本書
民法-◎民法案内(我妻)
刑法-◎刑法の思考方法(大塚)
憲法-?、刑訴-?、
民訴-△小説でわかる民事訴訟法
商法-○リーガルマインド会社法・最初の30ページぐらい(弥永)

判例の大切さがだんだんわかってきました。
ただ、百選を黙々と読む気にはあまりなれませんが。

2008年8月22日 (金)

小説で読む民事訴訟法

小説で読む民事訴訟法―基礎からわかる民事訴訟法の手引きという本を買って読んでみました。
参考書をまとめ買いした時に、ついでに買った本のひとつなのですが、これはお薦めです!

民事訴訟がどうのとかよりも、普通に楽しいです。
もちろん、民訴が苦手な人はこれでイメージを掴めるかもしれませんし、学習の補助にはなるのかもしれませんが、個人的には民事訴訟法の解説部分は読み飛ばしてでも、どんどん先に進めてほしいと思っています。
最後にちょっとしたサプライズがあります。
微妙な小ネタもあるので、割とおもしろいと思います。
お金に余裕のある人は、遊びのつもりで読んでみるといいと思います。

本当に正しい判断をしたのは誰なのでしょう、っと。

あとがきは絶対に読んじゃダメです。ネタバレがあります。注意!

2008年7月29日 (火)

適性対策本

久々にいい本を見つけました。夏休み毎日10分くらい時間をとってやろうとおもっています。

時間をはかって問題を解くのも大切ですが、基礎知識のインプットと簡単なアウトプットという点ではこんなにいい本はないとおもいます。薄いので鞄の中に入れておいて、ちょっとした時間に使えそうです。

この本のはしがきにも書いてありますが、基本の反復が一番大切で、それが迅速な処理に繋がっていくのだとおもいます。

Wセミナーからでている論理力ストレッチとかいう本です。

(なんかタグが変な風になりました。あとで直します)

2008年3月13日 (木)

地味に便利

いざ論文を実際に書いてみようと思っても、答案用紙がない……。
ルーズリーフなんかに答案を書こうと思っていても、いざ書き出してみると、分量の感覚が掴めなかったり、幅がせまかったり、文字数が数えられなかったり、とにかく使いづらい。

そこで、私がお薦めしたいのが答案用紙を購入するというものです。
今までは学校に売っている500円くらいのちょっと高いレポート用紙を使っていたのですが、最近改良案を見つけたので、それを提案したいと思います。

実は、答案用紙型のレポート用紙みたいなものが伊藤塾のオンラインショップで売っているんですよね。
私は伊藤塾の生徒ではないのですが、たまたま適性試験の講座をインターネットで受講していたおかげでそれを利用することができたんです。
もしかしたらLECとかにも売っているんですかね。
とにかく便利なアイテムを手に入れることができました。

論文用紙と新司法試験用~があるのですが、新司法試験用のほうが自習には適していると思います。
これを使って見栄えのいい答案を究めましょう!

値段は500円くらいだったと思います。
分量は結構多いので(100枚)、ひとつ買えば充分です。
ただ、送料が500円するのでやや勿体無い気もしますが……。

2007年12月18日 (火)

『検察捜査』

『検察捜査』(中嶋博行)

私はリーガルミステリーみたいのは全然読まないのですが(つまらないので!)、せっかく法律を勉強したんだし面白いかも、と思って買ってみました。
作者は現役の弁護士らしいです。(こんなことは小説の加点要素には一切なりえないけれど)

ストーリーは人が死んだから検察(と警察)が捜査する、という割と普通っぽい感じのはじまり。
これ以上のネタバレはしませんけれど、最後はややおもしろかったです。
ただ反対解釈すれば途中が物凄くつまらないです。検事長とか検事正とかいう単語に反応して興奮する系統の人は好きかもしれませんが、私にはちょっと退屈でした。
まさか、このまま平坦に終わるんじゃないだろうな、との不安が頭をよぎりましたがそれはさすがに杞憂に終わりました。

ただ、検察の実態はイメージしやすくなるし、ちょっとした法律知識(法曹知識?)が身につくので検事志望の方は見てみるとおもしろいかもしれません。
(広義の)ミステリーとしては、しょせんは弁護士だな……ってレベルの話。別に弁護士をバカにしているんじゃなくて、小説は専業作家が書いた方がおもしろいっていう意味ですよ。

「そうだ、自白の任意性だ!」
検事は基本的なことをすっかり忘れていた。自白の任意性とは……

みたいな部分がちらほらあるんですけど、勉強してる人にとっては鼻で笑ってしまうような陳腐な解説です。
なんていうか不自然なんですよね。説明が不自然なのでなく、突然に説明をはじめることが不自然。
リーガルミステリーには、つきものの欠点かもしれませんが。

もし興味がある人がいたら読んでみてください。本はやや薄くて、通学の行き帰りにはちょうどいい厚さの本です。
私はで通学の往復だけで3日で読めたので、読書慣れしていない人でも一週間あれば充分読めますよ。
文章は講談社文庫だけあって平易です。


柴田先生が薦めている白昼の死角 (光文社文庫)という本があるのですが、本屋で見たことないです。マイナーな本なのでしょうか。

私は本は本屋で買いたいので、なんとなくアマゾンで買う気はしないんですよね。
なんで、って。
それはカバーをかけたいから。(読んでる本の内容を見られるのはなんとなく恥ずかしい)

2007年9月14日 (金)

伊藤真条文シリーズ『民事訴訟法』

お薦め度★★★★☆

通称がちょっとよくわからないので暫定的に伊藤真条文シリーズということで。(長いな……)
柴田先生が講義の中でちらっと、民事訴訟法は条文の素読もそれなりに有効かもしれない、なんて漏らしていたので購入をすることにしました。
別に理由はそれだけでなく他にもいろいろあったのですが、実際に条文が大切だなあと思っていた部分があるので。
実は一番の理由は六法がなかったのですよね。正確に言えばあるのですが、いつも使っている六法がなかったのです。というのも、私は六法を科目毎にちぎって持ち運びやすいようにしていたのですが、民事訴訟法の部分がどこかにいってしまって、困っていたのですよね。
そんなわけで逐条解説みたいなのもひとつ欲しいなと思っていたので購入。

* * *
これはイイ!
当たりを引いたと思いました。
条文が載っているのはもちろん、趣旨やら定義やらが綺麗にまとまっていて、これだけで参考書としても使えるくらい充実しています。また、解説もわかりやすい上に、暇つぶしにマイナーな条文を読んだりすることもできます。
とにかくお薦め。逐条ものは幾つか見比べたのですが、これが一番良いと思います。
民事訴訟法は条文が大切らしいので、入門段階の方は是非購入を薦めますね。
なぜ民訴の逐条が必要だと思ったかといいますと、民訴って説明させる問題が多くて、まず定義とか簡単な制度説明から入っていくのですが、それくらいのことは条文に書いてあることがあるんですよね。
だからいきなり論証を覚えるのではなく、条文に書いてあることを踏まえつつ条文から導けるようにした方がよほど暗記量が少なくて済むというものです。そういう意味でも普段から条文に親しんでおく必要性の高い科目なんじゃないかと思いますね。

* * *
<特徴>
●条文ごとにランクが載っている(A~C)
[評価]…C(趣味程度、実益はない)
条文にランクが載っていてもあまり意味はないような気はしますが、敢えてCランクの条文を読んでみたりするとちょっとおもしろいと思います。へー、って思うようなのもあります。
私は恥ずかしながら、この本を買うまで反訴(訴えの変更の被告バージョン)は明文がないのかと思っていました。

●関連論点も網羅されている
[評価]…B(どの本にも載っていると思う。というか載っていて当然)
本当に簡潔な解説が載っています。
一度学習していれば充分に思い出せる記述。

●頁右側に余白
[評価]…B+(すごくいいと思うけれど、これだけでA評価を与えることはできません。笑)
これすごくいいんですよね。ちょっとしたことを書き込んだり出来るし、付箋を貼っても文字が見えなくなったりもしない。

特筆すべきは趣旨やら定義やら学習に必要なことがコンパクトにまとまっていること。

珍しく絶賛。(そうでもない?w)

2007年8月15日 (水)

LS過去問(Wセミナー)

過去問でも見てみようかなと思ったら、安価でかつ色々な学校の過去問が載っている本を見つけたので、即購入。その後、喫茶店でもくもくと読んでおりました。
ロースクール入試がはじまってまだ間もないので、こういった時期ならではの過去問ですよね。
これから受験する学校を決める時なんかにとても役立つと思います。
私としては、どのくらい出来ればいいのだろうっていう目安のつもりで購入しました。
思ったよりも簡単そうだなあというのが正直な印象。
そう見えて実は難しいかもしれませんから、わかりませんけどね。

何れにしろ、座右に置いておくにふさわしい一冊だと思います。
実際、私は座右において、勉強に飽きた時や、どこまで勉強すればいいのかわからなくなった時なんかにパラパラめくっています。

早めに買っておかないと、個別の過去問になってしまいますからね。
もっとも、個別の過去問はそれはそれで早く発売してほしいものですが……。

* * *

私の受験する学校はまだまだ未定。
大学受験みたいに一個受ければ充分という感じでもなさそうですし、難しいところです。(大学受験も1個受ければいいわけじゃないでしょうけれど)
中学入試なんかを連想させるものがありますな。
私は、未習に入るなら、浪人して既習に入った方がずっと経済的だとは思いますが、どうなのでしょうか。
実際は世間体の問題とか、まあ色々あるのでしょうね。


* * *


全然関係ないけれど…

立ち読みしたら、ちょっとおもしろかった本。
少し物知りになった気がします。
小論文の勉強は、なんだかひたすら不毛に感じてしまうのは私だけでしょうか。
講義を聴く分には結構おもしろそうですが……。

赤Google

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